今日、工房では3着のパターンオーダースーツと、
2着のタキシード(
ショールカラーと
ピークドカラー)が仕上がりました。
その中で、僕がいちばん惹かれた一着をご紹介。
プレスが終わったばかりのコレ!
これは当店「
ノービアノービオ」のお客様ではなく、
縫製を当社の工房でさせていただいたスーツです。
REDA社(レダ)のSUPER100'Sの生地を使用したクラシコラインのシングル2ボタンスーツです。
写真ではお伝えしきれないのが残念なのですが、さすがはREDAのキレイな畝のある綾織。
まず、そこにグッと来てこの一着を今回はチョイスしました。
ハイゴージのシャープなVゾーンからスーっと美しく打ち合う胸前、
シックな生地の紺とマッチしたツヤのあるボタン。
このボタンがまたキレイで、あぁ今にして思えばアップで撮っておけばよかったと後悔・・・。
僕はREDAと聞くと、
いかにもイタリアらしいシャープなストライプの生地を連想してしまうのですが、
このスーツをオーダーされたお客様がこういったシックなお色を選び、
そこに自然と溶け合うボタンをお選びになったセンスに感服。
奥ゆかしさというか、紳士らしい方なのだろうなぁと勝手に想像していました。
そして、このスーツの見所はやはりココ!
クラシコらしい緩やかにウエストをシェイプしたシルエット。
カッコイイですよね!
そして、REDAはブランドのロゴもかっこよくて可愛いので僕は好きです。
REDAのEのところに王冠をかぶせたデザインがいいですよね!
そして、このスーツ裏地もシブイ!
表地の紺の綾に対をなすような綾の光沢ある裏地!
普段目に留まらないところにこだわるセンスにまたまた感服しました・・・。
REDAの名前は昨今、メンズ雑誌でも多く見かけるようになり、
手にとりやすいイタリア生地として人気がありますね。
大型ショップでもREDAの生地を使用したスーツを多く見かけるようになりました。
REDAのSUPER'100は18.5マイクロンの細めの糸を使用した2/72番手の生地です。
番手の数から「ななにーの生地」なんて言い方をしたりします。
REDAの生地には静かな光沢感があり、
ハリがあるというか、ざっくりしっかり感が割とあるように思います。
超極細番手の生地をご存知だと、
これでは物足りないとおっしゃる方もおられるでしょうが、
極細になりすぎると摩擦でモワモアしやすいので、
毎日、満員電車で通勤することの多い日本のビジネスマンには
実用的かつ美しいので僕個人としてはオススメです。
今日時点でのショップにレダの生地在庫は・・・どうでしたでしょうか、
高瀬店長(笑)
で、ですが、今日!
工房より
社長に生地を大阪店にお持ち帰りいただきました!
その中には「CANONICO(カノニコ)」や僕も大好き「Zegna(ゼニア)」もあるんだから!
大阪店限定生地が本日入荷!?
ご来店お待ちしております!
あ、
ちなみに、ギリシア神話に登場するスパルタの王妃レダ、
その王妃の名前に由来する木星の衛星レダのつづりは「LEDA」なので、
お間違えのないように。