今日は、ノービアノービオ大阪店にご来店いただいた
お客様のオーダースーツが仕上がってきました。

先日もご紹介した(LANIFICIO CAMPORE)カンポーレの生地を使用した
シングル2つ釦のスーツです。


先日ご紹介したREDAのスーツよりも
ややガッシリとした胸前やラペルで、
ウエストラインもクラシコモデルほどシェイプされてはいません。

社内ではコンポラ型と呼んでいる「これぞスーツ！」という王道の型紙を使用しています。


コンテンポラリー(Contemporary)＝現代という意味を持つコンポラ型ですが、
この名が世に出るようなったのが1960年代後半頃。

コンポラスーツとして名を馳せ、
80年代の青春時代をポールスミスやキャサリン・ハムネットのスーツに
身を包んで過ごされた紳士も多いのでは？

コンポラ、現代と呼ばれるだけあって、年代とともに進化は遂げていますが、
根幹のスタイルはさほど変化していないと思います。

つまり、このスタイルが誕生から40年ほど経っていますが、
今なお古ぼけた印象などなく、スーツスタイルの中核として
その位置を堅持しています。


今回、お仕立ていただいたお客様は裏地や身返しにもこだわってらっしゃいます。


胴裏と袖裏を、バイオレットで統一した若々しさを感じますね！
しかも、表地を巻き込んだ贅を尽くした本台場仕立て！

そしてタバコポケットの上にたたずむ、カンポーレのブランドタグ！

クールですね。

このスーツにはカンポーレらしい表情があります。

織りで表現したストライプ。
光の加減でまた、印象が変わるのがいいですね。


このスーツは当店のフォーマルスーツがベースになっています。


どうです？スタイリッシュでしょ？
こと、「礼服」という言葉に、どこか「もっちゃり感」の印象を持たれている方は
少なくないと思います。

僕はこの仕事に就く前にそう感じていました。

ですが、当社の経営理念として、下記の文言を掲げております。

「毎シーズンに新型の紳士服型紙・デザインを開発し
発表いたします」

このお約束を守り、
技術の向上を追及し、新しい生地を吟味し、
常に最新のフォーマルアイテムをリリースしていく所存です。


ビジネススーツのパターンオーダー、フォーマルのご用命は
ぜひとも当店、ノービアノービオへ！